
株式会社D.HIT 代表取締役|杉野 奈央
ー 事業内容 ー
株式会社D.HITは、歯科衛生士に特化したキャリア支援と業界課題解決サービスを展開する企業です。主な事業として、歯科衛生士向けのキャリア支援事業、歯科医院向けのスタッフマネジメント支援・人材紹介事業、歯科衛生士学校向けのマーケティング・営業支援、オーラルケア商品の企画・開発・製造・販売を行っています。これらを通じて、歯科衛生士が活躍できる環境を整え、より多くの人の健康づくりを支援しています。
Q1. 導入前の課題はどのようなものでしたか?

(杉野さん)
正直に言うと、最初は「PMOって何ですか?」という感じで、そういう役割や考え方があること自体、ほとんど知りませんでした。それまでは、進捗を追ったり、事実を整理したりすることをしておらず、自分の頭の中で思い出したことを「あれどうなってる?」と聞いて回る、そんな経営スタイルでした。
なぜ上手くいっているのか、なぜ上手くいっていないのかも分からない。
霧の中を走っているような感覚で、「事業ってそういうものだよね」「最後は気合いだよね」と思い込んでいた部分もあります。今振り返ると、正直ちょっと怖いですよね(笑)
(担当PMO)
初めてお話ししたときに感じたのは、杉野さんの中にはたくさんのアイデアと構想がある一方で、それを整理し、現在地を確認する役割がいないように見えたことです。「何が問題か分からない」というより、分からない状態が当たり前になっている。そこが一番の課題だと感じていました。
Q2. 導入後に感じた変化について教えてください

(杉野さん)
一番大きな変化は、事実ベースで会話ができるようになったことです。
今、どこが一番の課題なのか。どこに集中すべきなのかが、はっきりしました。
以前は、私が気にしないと進捗が分からない状態で、正直、無法地帯だったと思います。
PMOが入ってからは、「今どうなっていますか?」「なぜビハインドしていますか?」「いつまでに改善できますか?」と各部署に的確な問いが投げられるようになりました。
私が言わなくても数字が揃っている状態がつくられるので、次のアクションを考えやすくなりました。
(担当PMO)
変化を起こそうとしたというより、まずは「見える状態」をつくることを大切にしていました。数字や事実情報が揃えば曖昧な会話はなくなり、「どこで詰まっているか」「何を変えればいいか」という話ができるようになる。そうすることで、杉野さんも現場も、次の一手に集中できる状態をつくれたと思っています。
Q3. 社内の反応はいかがでしたか?
(杉野さん)
最初は少し構えているメンバーもいたと思います。私自身もその一人だったのですが、初めてランチに行ったときに「D.HITの成果を誰よりも追いたい。メンバーよりも責任をもちたい。」と言ってくれて。その瞬間に、「味方が来たな」と感じたことを覚えています。
「もしかしたら反発が起きるかも」という心配もありましたが、早い段階でみんなの懐に入り、自然に溶け込んでくれました。
(担当PMO)
まずは一人ひとりがどんな人で、どんな組織なのかを深く知ろうと思って関わりました。目標達成を一緒に目指すチームとして、「一緒に成果を追いかけたい」という想いを伝えたことで、失敗や遅れを隠さず、一緒に考えていける関係がつくられたと思います。

(杉野さん)
事実情報を集めることも、人によっては圧を感じるようなやり取りになると思うんです。でも、あたたかく寄り添いながら進めてくれることで、問題解決がとてもスムーズです。外部の方だということを忘れるくらい、チームの一員として支えてくれる存在ですね。
Q4. 導入によって得られた成果はなんですか?
(杉野さん)
一番大きな成果は、新規事業にチャレンジできるようになったことです。これまで4年ほど事業を続けてきましたが、実はほとんど新規事業を立ち上げられていませんでした。
それが、PMOが入ってからの半年で、5つ立ちがった。やりたい気持ちがあっても、どう動けばいいか分からなかった状態から抜けだせた感覚があります。これは一人では絶対にできなかったと思います。
(担当PMO)
杉野さんはゼロイチを考えることにワクワクされる方なので、その強みを最大化するためにも、既存事業が安定して回る状態をつくることが重要でした。その結果として、新しいチャレンジが現実的な選択肢になったのだと思います。
(杉野さん)
週に1回の1on1にて、ちょっとした悩みや不安の壁打ちができていることも大きいです。なかなかメンバーに言いにくい数字の話も、冷静に第三者として事業を見てくれるPMOと話すことで、正しい判断や意思決定ができていると感じます。

Q4. PMOをどんな企業におすすめしたいですか?
(杉野さん)
創業社長で、伸び悩んでいる方には特に向いていると思います。「自分が動けば売上はつくれる」という幻想は、多くの経営者が一度は通る道だと思うんです。でも、そのやり方だと、自分以上に会社は大きくならない。
PMOという第三者が入ることで、意思決定の精度が上がり、本来の社長業に集中できるようになります。
(担当PMO)
特に、やりたいことやビジョンはあるけれど、現場に引っ張られてスピードが落ちている企業には向いています。PMOが既存事業を「社長が意思決定をすればいい状態」にすることで、結果的に組織と事業の成長につながります。
(杉野さん)
私自身は、歯科業界というニッチな領域で事業を展開していますが、歯科衛生士が活躍することで、より多くの人を健康にできると本気で信じています。
今後は事業規模を拡大し、toCだけでなくtoB、さらにはエンドユーザーにも価値を届けていきたいです。事業が増えていく中で、PMOの存在はますます重要になるので、正直、PMOは5人くらいほしいですね(笑)

(担当PMO)
ここまでの型ができていれば、事業が増えても同じ考え方で展開していけると思います。これからも、杉野さんの描く未来を現実にするために、横で伴走していきいたいですね。
(記事公開日:2026.2.08)
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