
株式会社HATCH 代表取締役|川元 理代
ー 事業内容 ー
株式会社HATCHは、「フリーランス革命で未来にワクワクできる社会を実現する」をミッションに掲げ、個人の自己革新を支援する企業です。未経験から案件獲得を目指す「ウェブフリ」や看護師専門の「メディフリ」など、多彩なオンラインスクールを運営。ウェブ制作支援の「BIZBUZZ」も含め、誰もが夢に挑戦できる環境を整え、新しい自分と出会うきっかけを創出しています。
Q1. 導入前の課題は何でしたか?
(川元さん)
一言で言うと、「人はいるが、組織ではない状態」でした。各メンバーは目の前の仕事に必死でしたが、「この会社をどこに向かわせたいのか」「そのために今、何を優先すべきか」といった会話は、ほとんどなかったと思います。
「点と点が線になっておらず、ただそこに集合している」という感覚で、正直このままでは、組織を大きくする未来は描けないと感じていました。
(担当PMO)
当時は良くも悪くも「がむしゃら」な組織でしたね。各部署の役割や業務内容、成果に対する進捗を把握する仕組みが整っておらず、部署間、組織全体での連携が十分に取れていない状況だったと感じています。

Q2. 導入後、何から着手しましたか?
(担当PMO)
まずは「いつまでに、誰が、何をやるか」を明確にすることから始めました。会議の中で意思決定されたことは、誰がどう進めるかを確かにする。チャットや電話で、現場の進捗を愚直に確認し続ける。シンプルですが、現場の実行力を引き上げるアプローチから始めていきました。
(川元さん)
その「追いかけ」があったからこそ、組織に劇的な変化が起きました。会議で意思決定したことはその日のうちに動き出すようになり、組織内で「期日は24時間」という新たな基準ができました。
(担当PMO)
もちろん、初めからスピード感があったわけではありません。「3日かかる」という担当者の主張に対して、「頑張ればいつまでにできる?」という投げかけをし続けました。私からスピードを求めるコミュニケーションをとり続けることで、組織の基準を引き上げていきたかったんです。
(川元さん)
いまでは「やると決めたことをやる」「期日を早める」ということが当たり前になりました。PDCAを回す速度が上がり、当時のメンバーが5年たった今では幹部や責任者として組織を支えるまでに成長しました。

Q3. 経営者の視点から見た、PMO導入の最大の価値とは?
(川元さん)
自分と同じ目線で目標を追いかける相手がすぐそばにいることです。これまで会社の目標に対して「具体的にどう行動していくか」という会話を誰かと頻繁にすることはありませんでした。けれどPMOという相棒ができたことにより、組織の問題や意思決定を言語化する機会が増え、結果的に成果に結びついたと感じています。
(担当PMO)
成果を出すためには、PMOと意思決定者が意見を自由に言い合える関係であることが必要だと考えています。だからこそ、私は意思決定者に対して上司でも部下でも、「クライアント」扱いでもなく、プロジェクト成功という共通の目標を持つ対等な立場で常に関わっていました。はじめは関係構築や情報共有を目的にはじめたショート電話も、気づけば朝方まで長電話をして、目標についてなど、色々語り合うまでになりましたね。
(川元さん)
もしPMOがいなければ、私は一人で全てを抱え込み、意思決定の重圧に押し潰されていたかもしれません。今ではプライベートで旅行に行くほど仲が良いですが(笑)、同じ熱量で同じゴールを見て走れる存在であり、まさに「相棒」や「右腕」と呼べる存在です。

Q4. PMOの介入で現場に起きた、一番の変化は?
(川元さん)
会議の質が180度変わりました。以前は現場の課題を全て把握するために「事実を集めるだけ」で終わる会議も多かったように感じます。今では必要な情報がそろった上で会議ができ、「目標達成を確かにする」「未来の行動を変える」ための濃密な時間に変化しました。
(担当PMO)
会議の質は間違いなく上がりましたね。現場のスピード感や実行力、問題解決の質は確実に向上したと思います。
私の役割は、意思決定者が意思決定に専念できる状態を作ることなので、質の高い会議と意思決定が行えるよう、各担当者の能力向上のサポートにも力を入れていました。
(川元さん)
各部門の責任者の連携密度や他部署への関心もグッと引きあがりました。
おかげで売上は昨対比300%の成長を遂げるなど、継続的な事業の成長にも繋がっています。
Q5. 今後の展望を教えてください。
(川元さん)
目標は年商100億の達成です。これまでは勢いで乗り越えてきましたが、これからはPMOと共に、より再現性のある組織基盤を構築していきたいです。
(担当PMO)
目標が大きくなっても、本質は変わりません。私自身も経営の視座をさらに上げ、常に同じ景色を見ながら、100億の瞬間を隣で迎えたいと思っています。

(記事公開日:2026.1.10)
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